神奈川県の大磯町にある治療院のブログです
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嗅覚と記憶
  今日のお昼に近所の小学校前を通りかかったとき、ふと何か懐かしい匂いを感じた。
  すぐに、そうそう、給食の匂いだということを思い出した。

  給食の匂い。今からもう30年以上も昔。小学生のときに嗅いだあの匂い。
  白のかっぽう着を着て、クラスの給食が入ったコンテナを取りに入ったあの給食室の匂い。昼食時になると学校全体に満ちるあの匂い。給食の大小おかずとコッペパンと牛乳と、全てが混ざりあったようなあの匂いなのだ。

  給食って、あれから全然変わっていないんだ!という驚きもさることながら、30年以上使っていなかった小学校のときの嗅覚記憶が、いきなりよみがえったことに、もっと驚いた。
  匂いの記憶って、勉強して意識で記憶するものではないから、無意識そのもの。その無意識の記憶に我ながらあっぱれである。

  確かに嗅覚神経というのは、12ある脳神経の最初の1番でもあるし、他の脳神経のような末梢神経とは違い、大脳皮質(古皮質)に直結する中枢神経。古皮質は鮫など下等生物にも見られ、そこには記憶を司る海馬(かいば)などもある。そのため嗅覚と記憶は自然とセットになりやすいのかもしれない。人間にとっての嗅覚記憶。それはまさに生物の本能ともいうべき領域といえるだろう。

  ところで、当院は、木(柱と天井)と畳(床)と紙(障子に襖)そして時にお灸(もぐさ)といった自然な匂いの中で治療を行っている。こうした和の匂いも日本人としての記憶を思い出し、一つのリラックス効果になればと期待している。

  そういえば、最近、外に出ると近所の梅の香りが漂ってくる。「梅=春が近い」という記憶も例にもれず瞬時によみがえる。なんだか心も体もワクワクしてくる。



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