神奈川県の大磯町にある治療院のブログです
姥子温泉(箱根にある目にいい温泉)
JUGEMテーマ:健康

 かなり長いことこのブログもご無沙汰してしまった。
 かと言ってこの間特段変わったこともなく、日々普通に、淡々と過ごしている。


 さて、最近ある患者さんから箱根の日帰り温泉を教えていただいた。大湧谷に近い姥子温泉の秀明館。日帰りのみの温泉宿だが、とにかく静かで温泉の質もいい。一度行ってみるといいよとすすめられた。

 この温泉、元々は湯治の宿として歴史は古い。今はあの天山のオーナーが湯守をしているという。外観は大正時代のレトロのままだが、全館に渡りそうじが行き届き、清潔感が漂って気持ちがいい。2300円を払えば、個室とタオル、浴衣がついて4時間ゆっくり過ごせる。

 秀明館に置かれたパンフレット「湯治郷の瓦版」によると、「姥子の湯は、ph3近い酸性で、レジオネラ菌を寄せ付けない。泉質は単純温泉なのだが、鎮静効果のある石膏(硫酸カルシウム)や目に効くとされる明礬(硫酸アルミニウム)成分を含み、効能、個性ともに豊かなのが特徴」だそうだ。
 また、「文化八年(1811)に刊行された七湯のしおりには、此湯明ばん湯にして専ら眼病によしと記されていて、眼病への効果が古くから知られていたことは確か」とも書かれてある。

 目にいい温泉とくれば、バセドー病の患者さんにもすすめられるのではないかと思い、このブログに書くことにした。なかなか全国的に見ても、目にいい温泉というふれこみはあまり多くない。バセドー病につきものの眼球突出はとかく目が乾きがちだ。私も実際この温泉につかり、お湯の中で目をパチクリさせてみて、何かいい効果があるのではという気になってしまった。しめ縄がかかる岩から湧き出る源泉は霊験あらたか!ってフインキだし、それはそれで妙にリラックス出来る。また石鹸やシャンプーの使用は禁止されており、いやなケミカルの臭いに気分を害される事もない。

 お風呂から出た後にお庭から山を眺める。新鮮な空気を体に取り込み、箱根にもまだまだこんな静かな場所があるのかと思う。ちょっとした贅沢な時間を味わえるおすすめの温泉である。




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バセドウ病(4)
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 今回は、大磯やまもと治療院での治療法を紹介します。
 
 初診の患者さんには、まずはカウンセリングから始めます。症状、日常生活、仕事や感情面のことなど、じっくりとお話をお聞きします。病気の原因は、自分自身の話をすることにより気づくケースがあります。また精神的にもゆったりとリラックスした状態になります。

 次に治療です。甲状腺機能亢進症の患者さんの多くは、疲れやすさや情緒不安定、多汗といった不快な症状に見舞われます。当治療院ではこうした症状の緩和が目的となります。

 まず、全身のマッサージにより、体全体の筋肉の緊張を軽減させ、各関節の可動域も広げていきます。局所的には特に甲状腺のある首の前面に対しアプローチします。
 
 こうして首の筋肉の緊張がほぐれ首の可動域が広がることにより、疲れやすさや情緒不安定といった症状の緩和が期待できます。また、甲状腺機能亢進症の患者さんは、顔面の筋肉が緊張しているケースもあり、こうした患者さんには顔面筋(特に目の周囲の眼輪筋)への鍼やマッサージも行います。

 バセドウ病の病院での治療後は、比較的予後良好であり、長期に緩解していくケースがほとんどです。当院での治療は、病院での治療後の経過予後の安定化をはかる上でも効果が期待できます。

 人に言えずに、バセドウ病で悩まれている方、苦しんでいる方は、少なからずいられることと思います。是非一度、当院にご相談いただければ幸いです。(秀)

こゆるぎの浜


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バセドウ病(3)
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 治療は、入院により、抗甲状腺薬(メルカゾール)の服用と、ステロイドパルス療法、眼球の裏側の炎症を抑える放射線療法が行われました。その結果、入院2週間のステロイドのパルス服用により、二重に見えていた目の方はだいぶ良くなりました。

 退院以降も定期的な薬の服用はその後約2年間続き、長きにわたる治療は終了となりました。しかしながら、目は二重に見えることはなくなったものの、視野狭窄は若干は残るし、眼球突出も完全に元に戻るところまでは至っていません。もちろん日常生活に困ることはないのですが、病気の影響はすべて消えることはないようです。

 実は、この病気は、甲状腺を刺激する抗体(TSH受容体抗体)が原因と考えられていますが、本当の原因はわかっていません。これは私の経験による直感ではありますが、環境による要因が大きな原因になっているのではと思います。

 性格によるところもありますが、外の環境に自分自身を合わせよう、順応しようとがんばりすぎてしまうことが原因の一つと感じるのです。私の場合も入社以降、毎晩のように深夜残業が続いていました。自宅が遠かったこともありますが、終電、もしくはタクシーで帰宅後、睡眠2〜3時間でまた出社という日もありました。

   何とかがんばらねばという、私の勝手な思いに、身体の方も何とか答えようと、恐らく甲状腺ホルモンを過剰に分泌し続けていたのだと思います。

   こうした私自身の経験を踏まえると、バセドウ病に対しては、病院における抗甲状腺薬の服用などの治療をメインにし、さらに、鍼灸マッサージにより自己治癒力を高める代替補完療法を加えることが、治癒に向けての効果的な治療法になるのではないかと思います。実際、WHOの鍼灸適用疾患にはバセドー病も含まれています。そしてカウンセリングを併用することによって、精神的にもがんばりすぎないような心の状態にもっていくことも重要です。

 次回は、大磯やまもと治療院における治療法を紹介いたします。

(つづく)

 
 セミの抜け殻(治療院前にて)


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バセドウ病(2)
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 歌手の絢香さんも昨年、自身がバセドウ病であることを告白。そして芸能生活を休業されたことは周知のことです。

 この病気は、甲状腺機能亢進症と言われ、要は甲状腺ホルモンの過剰分泌により、甲状腺中毒症状をきたす自己免疫疾患です。2000人に0.4人の発症率なので、あまり一般的な病気ではありません。
 男女比は1:8で、圧倒的に女性に多く発症する病気でもあります(詳しい病態等は隈病院のホームページにわかりやすく説明されています)。

 甲状腺ホルモンは、別名「やる気ホルモン」とも言われます。(私が鍼灸専門学校で生理学を教わった水島先生曰く)
 血糖値を上げたり、基礎代謝、物質代謝を亢進するこの大事なホルモンが、異常に多く分泌してしまうのです。症状は、甲状腺腫、眼球突出、頻脈の他、手指振戦、発汗過多、体重減少、疲れやすい、といったことがあげられます。
 
 私の場合、最初に症状が出たのが、目でした。なぜだか物が二重に見えてしまうのです。特に朝起きた後にその徴候が激しく、普通の焦点に戻るのに長い時間を要しました。
 あとは、まぶたも腫れっぽくなってきたな、という感じもありました。他には、何もしていないのにやたら汗が出たり、疲れが全く取れないといった症状もありました。
 
 勤務先近くの虎ノ門病院でバセドウ病との診断を受け、その直後に神戸に転勤になったので、治療は甲状腺疾患が専門の隈病院で受けることになりました。

(つづく)


                          大磯 こゆるぎの浜


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バセドウ病(1)
JUGEMテーマ:病気

 もう20年ほど前の話になりますが、大学を出て社会人3年目に、私はバセドウ病を患いました。この病気は痛みを伴うことは少ないのですが、個人差もありますが、発汗過多や疲れやすさなど、日常生活にかなりの不快感を起こすやっかいな病気です。
 そして何よりも眼球突出という外見上の障害が生じることもあるので、精神的にも苦しい状態になります。

 東京の虎ノ門病院、神戸の隈病院(くまびょういん)という、甲状腺疾患の専門病院での治療のおかげもあり、比較的予後は良好となりましたが、今でも右目の視野狭窄の状態は残っています。

 鍼灸マッサージの治療家への道に進んだのも、この不快感を自らの自己治癒力といったもので何とかしたかったというのも理由の一つです。

 今回は、バセドウ病のこと、自分が考える治療法について思っている事を書いていきたいと思います。(秀)

 (つづく)


   
 大磯 太平洋自転車道にて



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